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心理教育家族教室ネットワーク

Japanese Network of Psychoeducation and Family Support 


心理教育・家族教室ネットワーク ニューズレター 6号(一部抜粋)
1999年5月

心理教育・家族教室ネットワークニューズレターVol.2 No.3

第2回研究集会開催さる

運営委員会議事報告

家族心理教育診療報酬化要望について

会員の声

編集後記

 第2回研究集会が開催されました!

 さる2月20日土曜日、東京都府中市の安田アカデミアで、第2回研究集会が開催されました。さる2月20日土曜日、東京都府中市の安田アカデミアで、「心理教育・家族教室ネットワーク第2回研究集会」が開催されました。事務局を担当された東京都精神医学総合研究所の白石弘巳先生はじめ、運営に関わった関係者、実行委員のご尽力により、たいへん盛況のうちに研究集会が終了できました。参加していただいた会員のみなさまに、あつく御礼申し上げます。500名以上の方々が参加されたため、会場がたいへん混雑したり、なかには参加をお断りした場合もありました。ここでお詫び申し上げます。また、今回は東大SST研究会のリーダー研修会と開催日時が重なった関係で、一部共催という形で会場を使用させていただきました。東大SST研究会の関係者の方々にもあつくお礼申し上げます。なお詳しくは白石先生から研究集会について後日ご報告いただく予定ですが、現在のところ、有料参加者483名、アンケート記入者328名中病院関係者が227名と多く、職種は医師、看護職、PSW、保健婦(士)、心理職の順で多く、大部分を占めています。地域はもちろん関東地区が多いですが、全国的に散らばっていました。詳しくは白石先生から研究集会について後日ご報告いただく予定です。また発表資料・抄録、アンケート結果などについては、次号のニューズレターで特集したいと思います。ちなみに前回の研究集会、今回の研究集会については参加者の方々に同意を得た上で内容を記録(ビデオ)して保存してあります。研究集会を運営された各事務局でテープを管理していただいておりますが、会員の方で閲覧を希望される場合は、ネットワーク事務局までご連絡ください。


運営委員会議事録報告

 研究集会にあわせて、当日12時30分より1時15分まで、安田アカデミア階段教室にて運営委員会がもたれました。参加者は、安西、池渕、石毛、伊藤、植木、上原、大塚、大島、川島、川口、川副、後藤、近藤、白石、須賀、鈴木(ひろこ)、高野、三野、三輪、望月、計20名の運営委員です。議題は

1. 第2回研究集会現状報告

2. 平成10年会計決算報告

3. 研究集会について(資料集の作成、次回の開催、記録の貸し出し)

4. ネットワークとしての祝電などについて

5. 規約

6.ほか、でした。


 まず白石委員より今回の研究集会の参加状況や、会場の状況などについて報告があり、ついで事務局より会計決算の報告を行いました。監事阿瀬川孝治、三井敏子両氏による監査結果が承認されました。(決算書は、このあとのページに複写してあります)。若干会費納入率が落ちていることが指摘されました。設立時の都合で決算の時期が年度末ではなく、年末になっておりましたが、今年より年度末を決算締めにすることで合意されました。

 次に今後の研究集会について話し合われました。次回の開催は、多摩精神保健福祉総合センターの伊勢田先生が事務局として運営くださる可能性の高いことが、後藤幹事より報告されました。また、次々開催地についても候補を検討しておいたほうがよりという意見が出され、関西方面でどうかということで滋賀県湖南病院の三輪委員にお願いがされました。三輪委員から前向きに考えたいというお返事をいただきました。記録については、参加者の同意のもとでビデオ録画しており、前回は第1回の事務局で保管されていることが確認されました。今回のものは第2回事務局で保管いただき、会員からの希望があれば貸し出せることが了承されました。資料抄録については、前回と同様ニューズレターにまとめることで合意されました。そのために、シンポジストや発表者には研究集会事務局より原稿資料のまとめを依頼してあることが報告されました。今後こうした資料をまとめて出版できないか、という意見も出されました。

 顧問の先生の退官記念式などが本年度末にふたつほど予定されており、今後もそういう場合にネットワーク名で祝電などを事務局から送ることを可能にしたい旨提案が後藤幹事より出され、了承されました。

 数名の運営委員、事務局により作成された規約案が配布されました。会員数も増えていることから、会として組織の体裁を明確にする必要が前回の運営委員会から指摘されており、作成を急いだものです。この規約案については各運営委員に郵送し、意見を伺った上、出来るだけ早く正式決定にすることが合意されました。

 このほか、大塚委員から、本ネットワークの活動内容に関わる事柄は、本来精神医学教育の中にもっと生かされるべきであるという意見が出されました。事実研究集会に参加されたユーザーの立場からも、医師の側に精神保健福祉やそれに関わる情報提供、家族を支える立場に、もっと理解が必要である、という厳しい意見が出されており、こうした要望に応えていくためにも、本ネットワークが大学医学教育にも積極的に関わるべきだという意見が出されました。今後こうした視点及びユーザー活動との連携という視点からも活動を進めていく必要性が認識されました。(次回運営委員会は5月30日東京で開催予定。)


家族心理教育の診療報酬化要望について

 自治体病院協議会診療報酬委員会から次回の診療報酬改定に家族心理教育を要望していきたいので、その素案と要望するための理由付けとして日本における家族心理教育の有効性についてまとめて欲しいという要請があり、後藤、伊藤、楢林運営委員らが日本家族研究・家族療法学会医療問題委員と協力して以下のような案をまとめました。家族教室形態の家族心理教育については4年前にも診療報酬化の希望が各団体からありましたが提案は時期尚早として見送られています。前回2年前も病院家族療法としての案も作られましたが同様提案にまで至ってはいません。今回、この案の他に精神障害の再発予防に関する日本での研究データを付け加えて提出していく予定ですので診療報酬化を期待したいところです。

心理教育的集団家族療法(新設)

 入院及び入院外の精神障害者の家族に対して、集団で精神障害とその治療についての正確な知識と情報を伝えることと、適切な対応と援助法を獲得することを目的に行うもので、そのことにより疾病の再発及び悪化を防止しようとする治療法である。

対象:入院及び入院外の精神障害者の家族

適応症:精神分裂病、そううつ病、中毒性精神疾患、児童・思春期精神疾患、人格障害、器質性精神障害などの精神疾患

方法:

回数)6回を1クールとし、月4回を越えない頻度で、開始日より2ヶ月から6ヶ月の間に1クールを終了する。

時間 )1回につき120分以上

内容)6回のうち3回は精神障害及び治療、社会資源の適切な利用法などについての正確な知識と情報を説明・教授する内容とし、うち3回は日常生活上で患者へ適切な対応が行われ問題解決が円滑に進められるように対処技能習得を目的とした集団療法を行う。

人数)1回につき概ね15家族程度を限度とする。

実施者)精神科を標榜する医療機関において精神科を担当する医師の指導のもと一人以上の看護婦、精神保健福祉士、作業療法士、心理技術者などが行う。

点数)1回につき300点


会員の声

これまで事務局に寄せられた会員の方々の声をいくつか紹介します。

やればやるほどおもしろさと難しさを感じる家族教室です。

離島での心理教育を実践しようと思っているが、、、少しずつ一歩一歩やっていきましょう。

家族評価で使えるものがあったら紹介してほしい。

・心理教育の影響を測定できるような家族評価尺度があれば知りたい

日本の社会文化にあった家族評価法を作ってほしい。

地域の研修会等の情報が是非ほしい。もし研修会を行うならば広く知らせてほしい。

自治体の保健婦ですが、まったくこうした情報が得られません。是非情報がほしい。

実際に家族教室がどのように運営されるのか興味がある。

編集後記

 *次回1999年度第3回研究集会の予定が決まりました。

 日時:2000年3月4日(土)

 場所:安田生命アカデミア(東京都府中市;今回と同じ)

 実行委員長:江畑敬介(東京都中部総合精神保健福祉センター)

 事務局長:伊勢田尭(東京都多摩精神保健福祉総合センター)

詳細は後日連絡いたします。

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